思い込みと言い間違いで「伝わる」ものも伝わらない

思い込みと言い間違いで「伝わる」ものも伝わらない
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ある男性が上司をのせて車を運転していた時のこと。銀座のど真ん中で車が急にエンストを起こし、立ち往生してしまいました。あわてた上司が「ジェフを呼べ、ジェフを!」と声高に叫ぶのです。ジェフってだれだよ……と男性は頭を抱えていたのですが……なんのことはない、JAFでした……

 

思い込みと言い間違い

よくある笑い話ですが、「伝える」ことをはばむ二大要因が「思い込み」と「言い間違い」なのです。とくに思い込み、こいつはやっかいきわまりない。固定観念や偏見といった問題は、しばしば思い込みによって生まれてしまうのです。

「思い込みは失敗の母」という言葉があるとおり、ときには深刻な問題を引き起こす場合もあります。「台風一家」や「お食事券(汚職事件)」なんてかわいいもの、みなさんも「思い込み」にまつわる失敗談の一つでもお持ちではないでしょうか。

僕自身、スーパーで後ろにいた女性を嫁さんと思い込み、話しかけたら別人だったなんてしょっちゅうです。このあいだは気配だけで話かけたら、似ても似つかぬおじさまでした。これからはきちんと確認をしてから、話しかけるようにします。
あのときのおじさま、すみませんでした。

 

説得力を増すために

「きちんと確認する」は、「ウラをとる」「エビデンスを取得する」など様々な言い方がありますが、思い込みをなくすにはきちんとした証拠が必要です。ものごとを正確に「伝える」とき、思い込みで話すのではなく、証拠を揃えて説明することで「伝わる」力が補完されます。

上司やお客様に物事を「伝える」際に説得力が弱いと感じたら、それは証拠が不足しているのかもしれません。具体的な数字や過去の実績、施行例など、証拠をもって説得力を増す。
これも「伝える」努力の一つであります。

 


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