ものづくりワールドの変遷 ~技術伝承とは何なのか~

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当社は毎年「設計・製造ソリューション展(DMS)」へ参加しています。今年のテーマについては以前のエントリーでご紹介いたしました。

このDMSですが、「日本ものづくりワールド」という世界最大級のものづくり専門展の一部となっています。以前はDMSが最大規模だったようですが、最近では「機械要素技術展(M-Tech)」のほうがDMSの倍程度の規模になっています。

参考 2016年会場案内図(注:PDFが開きます)

当社のブースは「技術伝承・技術者教育」ゾーンに位置しています。

縮小傾向にある「技術伝承・技術者教育」ゾーン

会場案内図をおもいきり拡大してみましょう。

技術伝承・技術者教育ゾーン

なんと! 今年は5社しか同ゾーンへの出展はありません。(ちなみに昨年は6社でした…)

「技術伝承・技術者教育」とはそんなに人気のない、不要なものなのでしょうか。それは違います。むしろそれは、「技術伝承・技術者教育」のむずかしさを表しているように思えてなりません。

技術・技能伝承を取り巻く5つの誤解

先送りされた技術・技能伝承『2012年問題』」という記事が興味深い指摘を投げかけています。

2007年以来、技術・技能伝承が思うように進まない背景には、雇用延長や再雇用などの小手先の対応だけでなく、技術・技能伝承における「5つの誤解」が弊害となっている実態がある。特に、中堅・中小企業はこの状態が顕著だ。(中略)

  • 誤解(1) 経験を積めば、誰でもノウハウを継承できる(中略)
  • 誤解(2) 熟練者は積極的に伝承を支援してくれる(中略)
  • 誤解(3) 若手は意欲的にノウハウを吸収する(中略)
  • 誤解(4) 仕組みを作れば、後はうまくいく(中略)
  • 誤解(5) 職場は、伝承の取り組みをサポートしてくれる

それぞれの誤解に対して対応策まで紹介している良記事です。ぜひ、ご一読をおすすめします。まさしくこのような誤解が弊害となり、「技術伝承・技術者教育」が妨げられている側面が存在するのです。

その必要性を感じながらも、うまくいかない… 「技術伝承・技術者教育」の出展者数の減少は、こうしたジレンマを端的に示しているのではないでしょうか。

「技術伝承・技術者教育」への最適解をご提案

いかに効率的に伝承・教育をすすめなければならないか  わたしたちはマニュアル屋として、マニュアルをその最適解として提案し、解決するソリューションとしてのManual Generator.をおすすめします。

わたしたちが「技術伝承・技術者教育」ゾーンへ出展し続ける理由、それは技術伝承とは何なのかを毎年問い続けることに他なりません。展示会場の当社ブースで、今年の成果を感じていただければ幸いです。