つたわる写真・映像の撮り方 ~写真撮影編・その1~

つたわる 写真・映像の 撮り方。写真撮影編

文章だけでは伝わりにくい説明について写真や映像でうまく情報を補うことができれば、読み手はより正確に内容を理解して作業を行うことができます。
弊社のKupu & Manual Generator.でも写真や映像を取り込み、マニュアル内で使用することでより視覚的に分かりやすいマニュアルを作ることができるようになっています。
ではマニュアルで使用する写真や映像をより伝わりやすいものにするには、どのようなことを意識して撮影すればよいのでしょうか。
撮影のコツをこれから写真編・映像編に分けてご紹介していきましょう。今回は写真編です!

まずは準備をしっかりと

撮影の前準備から順にポイントを押さえていきましょう。
まずはカメラ以外で写真の撮影に役立つ道具をいくつかご紹介します。

  • 小型のLEDライト(その他照明として使えるもの)
  • IMG_0435
    小型のLEDライトなど手に持って扱える照明があれば、見せたい箇所が陰になっている場合に直接照らして明るく見せることができます。

  • ダンボールや無地の布
  • IMG_0437
    ダンボールや無地の布は、撮影対象を覆ったり囲ったりすることで人影の映りこみや照明の照り返しを防げます。覆った撮影対象をLEDライトで照らせば明るさも確保できますね。

  • 三脚やスタンドなど、カメラを固定できるもの
  • IMG_0439_2
    三脚やタブレット用のスタンドなどでカメラを固定すれば、同一のアングルを保ったまま一連の作業を連続で撮影することが可能です。

次は撮影を行う場所についてです。
撮影場所は部品をメインで撮るのであればできるだけ白などの単色の机の上、作業をメインで撮るのであれば実際の作業現場を選ぶのがいいでしょう。

93_余計なものは片付ける
撮影対象の周辺には余分なものを置かず、きちんと片付いた状態にします。写真で伝えたい情報以外のものが写らないように留意しましょう。
部品を単品で撮影する際は机に布(黒や緑など無地の単色のもの)をかけて行うと、後で画像編集ソフトでのトリミングなどをする場合に加工がしやすくなります。

事前の準備として気を配らなければならないのは、できるだけ実際の作業と状況を合わせることです。
一般的ではない工具を使用したり、実際とは異なる服装を撮影してしまうと、マニュアルを見た作業者に誤解や混乱を与えてしまう原因になります。

作業者の目線に立って、写す

準備が整ったらいよいよ撮影です!
本来の手順に沿って手順を一つずつ撮影していきましょう。
その際、先に物品全体を写してから作業箇所を拡大する画を入れるようにストーリー立てて画像を並べるようにしておくと、作業箇所が物品全体から見てどこに位置しているのかを視覚的に理解しやすくなります。
91_作業箇所を拡大

作業工程を撮影する場合はできるだけ作業者の目線に近くなるようにアングルを調整しましょう。
実際に作業をする際に作業者が目にする状態と写真が近ければ容易に二つを見比べることができ、作業のイメージがつきやすくなります。
逆に、部品を拡大しすぎて周りが写っていない、作業箇所が一部見切れている、作業者目線ではない極端な角度といった状態で撮影をすると、写真を見ても作業のイメージがしづらくなってしまいます。
93_ダメなアングル

しかし作業箇所が部品の裏側に手を深くいれなければならない場合など、作業者の目線で撮影すると作業箇所が見えづらいこともあります。そんなときは補足として作業箇所を見やすい角度で撮った写真を添えるようにするとよいでしょう。
93_補足を入れる
また、工具を添える際は実際の作業時と手の角度が近くようになるようにしつつ、作業箇所が隠れないように工夫する必要があります。手や工具の陰で見せたい箇所が暗くなってしまう場合は、手持ちのLEDライトなどで照らして明るさを調整しましょう。

撮影した写真は後から撮り直ししなくて済むように、下記について問題がないかどうかその場できちんと確認するようにしましょう。

  • 対象物がぼやけていないか、ピントがきちんとあっているか
  • 93_ピンボケ注意

  • 写したいものが見切れずにきちんと納まっているか
  • 93_見切れ注意

  • 作業者の手の向きや服装は本来の作業時と同一か
  • 93_実際の作業と異なる

  • 余計なものが照り返しで写り込んだり見切れていたりしないか
  • 93_余計なもの注意4

まずは写真編その1として撮影のコツをお伝え致しました。
次回は今回ご紹介した撮影方法を活用したマニュアルの例をご紹介しますのでお楽しみにお待ちください。